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全て学校側や顧問の責任になると次第に部活動が

殲滅されてしまう現実。

                    2017年03月28日

雪崩の事件が世間を賑せている。
メディアはこぞって誰かを悪者に仕立て上げる。
全くもってメディアはメシウマ感覚で馬鹿げている。

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メディアで保護者のコメントには責任問題での批判は一切見受けられず本人の意向を尊重する対応だった事に改めて感服してしまう…。

保護者側も山岳部に所属する意味やリスクを承知しているのだ。なのにメディアはソレに善悪を付け職業として自己都合の潤いを負荷するのには苦言を申したいものだ。

物事には絶対にリスクが付き物。
全ての運動系部活動にはケガや最悪の場合、生死のリスクが必ず付随する。

野球でも死球を受けるリスク。
ラグビーでもタックルをする側やされる側にも骨折のリスク。
柔道でも間接技や受身を失敗すれば骨折ぐらいでは済まない場合もある。

俺は特に工業高校の出身者なので工業実習等では座学において温厚な教員でも実習では鬼教官になる先生が殆どだった。

工作機械や高温での金属鋳造で事故等が起こればガチでタダでは済まんからな。

四肢が潰れたり飛んだりするのは当人の認識不足と注意不足というのを叩き込まれるんだよ。

高校一年の時に俺の目の前で旋盤のチャックハンドルを付けたまま1500rpm以上(←rpmとは1分間に回る回転数の単位。車の回転数もコレで表記される。)で気付かずに回したヤツがいたんじゃ。

チャックハンドルっていうのは工作物を回転体に掴ませる部分で金属ハンドルで締める部分を言うんだわ。

コレがベッド部の摺動面(要はレールの様な所)にブチ当たりチャックハンドルが弾けてコンクリートの壁に当たり跳弾のようにドアに当たったの。

コンクリート壁はヒビが入るし金属ドアは穴が開くしで人にでも直撃したらあの世行きだった。

基本的に実習室の工作機械は並列でも回転体に直角に作業者が重ならないように配置されているのはこの為でもあるんじゃ。

当然、その生徒はコンクリート床の上に正座させられ座学では仏並の教員も実習では閻魔教官になるのでヘルメットの上からプラスチックハンマーで派手にドツかれていた。

当時、高校一年の俺達の班は完全に固まってたんだが他の班のメンバーも完全にフリーズ。

他の担当教官も集まって状況把握し実習現場では状況を皆に厳しく指導する運びになった。

それ位に作業というのはリスクと隣り合わせだったので当たり前な感覚なのだと学んだんだわ。

当然、保護者の対応も時代と学校の本質を知っているので教員側や学校側については一切のお咎め無し。

むしろ親が頭を下げる場合が多かった。
一応、断っておくが不良生徒の集まり系の学校ではなくれっきとした工業高等学校だぞ。(´・ω・`)y-~

だから部活動でもガチでやってたし顧問もスパルタじゃ。
ケジメのギャップは凄まじく、一旦部活や実習から外れると教員達は仏に戻る。

スイッチのオンとオフに入学当初は戸惑ったがコレも社会人になると後で理解出来たが当たり前の事だった。
大人のメリハリを在学中に学んだ気がするわ。

今現在、何の縁があったのか知らんが俺が外部指導になるキッカケでもあるんだが教員が顧問をしたがらない理由がココ10年で次第に解ってきた。

その要因は幾つかあるが…その1つに責任問題が挙げられる。
何かの不備や問題があると教員がスグに槍玉に挙がるらしい。

だから外部指導者に依頼が入る現状なの。
外部指導者は基本的に問題が起こればスグに首を切られる事が容易なの。

俺はいつでもウエルカムOKスタイルなのだが未だにチンタラさせて貰っているのだが顧問の方は本当に大変だと感じる。

ケガの対応や保護者への説明。
合宿への費用の説明や部活の拘束時間。
全て保護者が電話一本で顧問の先生とのやり取りばかり。

保護者が手軽に出来るだろうが教員が大変だと思い、数年前に俺が独断で生徒達に現状を説明し、今後電話でもなく現地(練習場)で生徒の前で対話して貰う運びにしたら不思議な事に一切の苦情が来なくなったのにはワロタ。

結局、お手軽な電話等でマンツーより自分の子の前では恥ずかしい対応は出来ない事は親のメンツに関わるのだろう。

とはいえ、数年単位で痛い保護者も来るけどそれは不思議と生徒自身が消えていく場合が多い。

子供と言えど恥ずかしい場合もあるのだろう。
俺はこの部分には干渉はしない。
何故なら高校生になっても親の1つも口説けず自分の方向性も主張し責任を持てないのなら、それは間違っていると考えているからだ。

高校生と言えど義務教育を終了した時点で自分の方向性を決める訓練をするべきだと考えているからじゃ。

だから反抗期や親に反論したりケンカしたりする大事な人生のイベントを第三者が丸く収めようとするのは実は一番旬な時期を逃す事にも繋がる。

自己責任を取る良いキッカケなのよ。

それを無視し保護者が現場へ過敏に介入しすぎてしまうと顧問や教員がやり難くなり次第に学業レベルや部活レベルはおろか学校の質や学校生活すら中身の薄いものになってしまう可能性が高い。

不思議な事にそれを受けた生徒は社会人として世に放り出された時に我慢が出来ず、執着心も無く、継続性の無い大人になってしまう傾向が強くなる。

それ故に成人してから保護者が『こんなはずじゃなかったのに…』と泣き言を言っても時既に遅しな状態になるまで気付かない。

また現状では少子化の煽りも手伝って次々と部活が廃部に追い込まれている現状を視野が狭くなった保護者は意外と知らない事が大半だ。

俺達、外部指導員が何故…部活に関わらなければならんのかが理解出来ていない事が不思議でならんの。

俺が現役の頃は教員が松岡修三クラスの情熱を暑苦しい位に装備して生徒を診ていたのだが現代ではそれは国宝級になりつつあるなァ…(´・ω・`)=3


メディアで今回の事故は確かに痛ましいが保護者の御子息に対しての尊重に満ちた言葉には本当に頭が下がる思いだったな。

これは親子の中で一定のリスクと自己責任の納め所をしっかりと共有していた事を教えて頂いた気がする。

保護者の方々へ心より御冥福を御祈りします。

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